2023年から藤浪晋太郎選手が入団し、過去何人もの日本人選手が活躍した「オークランド・アスレチックス」。メジャーリーグでは珍しい応援団による声援で球場を盛り上げています。
チームや応援のスタイルを知ることで、球場へ足を運びたくなることでしょう!
目次
アスレチックスってどんなチーム
アメリカンリーグの西地区、大谷選手のいるエンゼルスと同地区に所属している、オークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)。
チーム名が長いことから「A’s(エーズ)」の愛称で親しまれ、チームロゴになっています。
チームの歴史・特徴
アメリカンリーグ創設時の1901年から存在し、当時はフィラデルフィア(東海岸)を本拠地としていました。1968年から現在の本拠地、オークランドへと移動してきたのです。
ワールドシリーズ優勝9回・リーグ優勝15回を有する古豪球団です。
1970年代は5年連続地区優勝し、そのうちの3年間はワールドシリーズ優勝に輝きました。さらに、1980年代後半から1990年代にかけてアメリカンリーグ3連覇をしました。
ですが、2000年代からは低迷が続いています・・・しかし、爆発力を魅せるなどダークホース的な存在として毎年注目されているチームです。
本拠地
本拠地はカリフォルニア州オークランドにある、「オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム(オークランド・コロシアム)」です。
2027年にラスベガスへ移動することが決まったので、その前に足を運んでみたいですね。
スタジアムとしての珍しい特徴は、アメリカンフットボールチームと兼用で使われていたことです!「オークランド・レイダース」と2019年まで兼用で使われており、メジャーリーグとして最後の兼用スタジアムでした。
日本人選手
・現在
2023年~ 藤浪慎太郎(阪神) 11番→7月にオリオールズへトレード
・過去
2005年 藪恵壹(阪神) 13番
2010年 岩村明憲(ヤクルト) 1番
2011年 松井秀喜(巨人) 55番
2013年 岡島秀樹(巨人) 37番
過去4人もの日本人選手が活躍し、一度は聞いたことのあるチームだったのではないでしょうか。
2023年から藤浪選手が加入し、低迷しているチームの救世主となれるのか活躍に期待していましたが、シーズン途中から「オリオールズ」へ移籍してしまいました。
メジャーリーグで1番のアスレチックス応援団
アスレチックスの名物といえば・・・日本ではおなじみの「応援団」がいることです!そんな応援団を知ることで、応援の輪に入りたくなるでしょう♪♪
※音量注意
魅力的な応援
一番衝撃を受けたのは、スタジアム自体を応援道具の一部にしてしまうことです!座席周辺の手すりを打楽器のように叩いていたのがとても新鮮でした。
応援方法のメインは手すりや太鼓などの打楽器で、日本では馴染みのあるトランペットの音色は聞こえてきません。トランペットの代わりに、ブブゼラのような笛の音色が響きわたっています。
熱狂的な応援団のエリアだけが、常時立ち上がり大声援で選手を後押ししていることに感動しました♪♪間近で見ていた私でしたが、気づいたときには一緒に応援していました(笑)
応援に熱を注いでいる方々のインタビューがありますので、応援にかける想いをご覧ください。
日本とアメリカの応援スタイル
アメリカの「ベースボール」と、日本の「野球」は違うと言われますが、応援スタイルも異なります。先ほどの魅力的な応援のように、日本とは違った応援スタイルを楽しむことがきます。
日本の応援は常時立ち上がり、応援団のリードとトランペットの音色が響きます。
一方のメジャーリーグはというと、盛り上がる場面で拍手などの歓声が沸き起こり、スタジアム内のボルテージが最高潮になります。試合のターニングポイントごとに、メリハリのある応援スタイルと言えるかもしれません。
そんなメジャーリーグの中でもアスレチックスの応援は日本に似ていて珍しい応援スタイル!そのため、私たちにとって親しみやすい雰囲気でした。
日本や他のメジャーリーグ球団では経験できない、アスレチックス独自の応援を現地で体験してみてください。コメントで感想お待ちしています。
応援団はどこにいるの
スタジアムの小さな一角、一番熱い声援を送り続ける場所があります。それはライト外野席です(一塁側)。特にライトポール際に熱狂的なファンが集まっているため、共に応援したい方はオススメです。
※ホームのアスレチックスは三塁側なため、応援団の近くで観戦したい場合は、逆側になるのでお間違えなく!
スタジアム注目ポイント!
ストンパー(Stomper)
ストンパーは、白い像のマスコットです!
個人的にはこのオブジェが愛くるしくてお気に入りなので、記念写真にもオススメです♪♪
なぜ、白い像がモチーフになったのかを簡単に説明します。
1902年サンフランシスコ・ジャイアンツ当時の監督が、新チームのアスレチックスが白い象とさげすんだのが発端と言われています。「白い象=無用の長物」という意味だそうで、その意趣晴らしとしてメインキャラとしたそうです。
マスコットの歴史を深堀すると、球団との関係や因縁などがわかって面白いですね♪♪
ストンパーを見たい・会いたい方は、試合前や7回のラッキーセブン、試合終了後にグランドでのパフォーマンスをチャンスです。神出鬼没でスタジアム内をお散歩していることがあるので、運が良ければツーショットを撮れるので探してみてくださいね!
広いファールゾーン
メジャーリーグで最も広いファウルゾーンなため、ファウルフライが観客席までなかなか届かないことも・・・そのため、守っているチームに捕られてアウトになることが多く、投手に有利なスタジアムです。
ファウルグラウンドにブルペン(投手が練習する場所)があるのですが、小さなベンチと屋根が設置されただけの非常に簡素な作りでした。なので、風雨が容赦なく吹き込んでくることが珍しくなく、選手から評判がよくないことで有名です(笑)
注目イベント
老若男女みんなが楽しめるイベントがあるのも野球観戦の醍醐味の1つです。その中でも特にオススメの2つを紹介していきます。
気になるイベントに合わるのもよし!観戦日が決まっている場合でも、どんなイベントが開催されるのかチェックしておきましょう!
数量限定チケット、グッズ付きチケットはすぐに売り切れてしまうのでチケット確保はお早めに!
アスレチックスのHPから気になるイベントを見つけてみてください!アスレチックス公式HP
A’s Fireworks & Drone Light Show
外野の芝から、花火やドローンライトショーを楽しむイベントです。
選手がプレーしている場所で寝そべって花火が見られるという、なんとも贅沢な体験ができます。試合中の選手目線や、私たちファンがいる観客席はどのように見えているのか、グラウンドに立たないと味わえない体験ができるチャンスです!
日本のスタジアムはほとんどが人工芝ですが、アメリカは天然芝が多いです。クッション性など、どんな違いがあるのか感じてみてください。
選手と同じ場所に立つこと自体貴重な経験ですし、多角的な角度から五感で感じられる素敵な思い出になることでしょう!
無料プレゼント企画
ボブルヘッド、キャップ、ユニフォームなど無料でプレゼントをゲットできます!
毎年開催されているイベントでも、柄や色が変わっています。ですので、その日にしかゲットすることができない激レアグッズとして、思い出・お土産にしてみてはいかがでしょうか。
オークランド・コロシアムへの行き方
「オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム(オークランド・コロシアム)」の目の前の駅は、「Coliseum」です。公共の交通機関であるBay Area Rapid Transit(以下BART)を利用することになります。主に3都市からの行き方となるので、旅のプランに合わせて参考にしてみてください。
BARTを実際に利用してみて、急なホーム変更に注意が必要だと感じました。また、電車自体で行先や路線の色を判別ができないため、ホームの掲示板やアナウンスで電車の行先を確認することが乗り違いを防ぐ上で重要となります。
BART公式HPより、朝~午後9時、午後9時~深夜それぞれの路線図になります。Bay Area Rapid Transit公式ホームページ
※9時から深夜ダイヤなため、Green Lineが無くなりますので注意してください。
朝~午後9時路線図(2023年8月現在)
午後9時~深夜路線図(2023年8月現在)
サンフランシスコ市内・空港
日本から行く場合の多くの人は、サンフランシスコを拠点にすると便利です。たくさんの観光地があるため、野球観戦+観光に適しています。
時間:約30分
路線:Blue Line 、Green Line
また、サンフランシスコ国際空港(San Francisco International Airport)からも向かうことができますが、一度ダウンタウンで乗り換えるが必要です。
路線:Red Line、Yellow Line→ダウンタウンで乗り換えてBlue Line 、Green Line
時間:1時間
料金:10.85$(2023年8月現在)
オークランド市内
スタジアム近くにはホテルがないため、一番近いのはオークランド市内になります。しかし、治安が良いとは言えません。
時間:5~20分
路線:Orange Line、Blue Line 、Green Line
また、オークランド国際空港(Oakland International Airport)からBelge Lineで1駅なため、気軽に立ち寄ることができます。
サンノゼ
少し遠いですが、ノーマン・Y・ミネタ・サンノゼ国際空港(Norman Y. Mineta San José International Airport)のあるサンノゼ市からもアクセスが可能です。複数の経路がありますが、バスとBARTを乗り継ぐのが時間と料金の面でオススメです。
路線:
バス[60] 空港→Milpitas Transit Center
BARTのGreen Line、Orange Line Milpitas→スタジアム
時間:1時間30分
料金:8.2$(2023年8月現在)
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